近年日本人にも前立腺がんが急増しています。原因としては食生活の欧米化などに原因があるといわれていますが、検査方法の発達により、かつてはみつけられなかった早期の前立腺がんがみつかる方が増えてきたこともあげられます。
前立腺におこる病気は、主に前立腺肥大症と前立腺がんですが、両者はまったく違う病気です。いずれも中高年以上の男性の病気ですが、前立腺肥大症は比較的初期から症状があらわれることが多いのに対し、前立腺がんそのものの症状はかなり進行するまであらわれません。そのため早期発見には検査を受ける必要があります。
前立腺がんは年齢に比例して増加します。家族や親戚に前立腺がんのいる人は40歳代から、そうでない人も50歳になったら前立腺がんの検査(まずはPSA採血)を受けることをおすすめします。